2022/7/15 OPEN DAY:ナオ(吉田尚生)さん 『旅小の木をつくろう!』

旅する小学校のOPEN DAY、2022年度・第三回は

BMXアーティストのナオさんをお招きしました!

ナオさんはBMXを使い、表現者・競技者として活動されています。

サウジアラビアで開催された、

シルク・ドゥ・ソレイユの公演から帰国されたナオさん。

一部は公演のことや自分の仕事についてお話しいただきました。

サウジアラビアの文化の話はとても面白く、

映像を交えながらの舞台の話に、子ども達も興味津々。

舞台裏についての質問も飛び交いました。

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カエルの役になり、8ヶ月かけて演技を制作したこと

・舞台を作り上げるたくさんのスタッフが居る

 メイク、美術、照明、衣装、映像、撮影...

 仕事は関わっている人が必ず居て、一人では出来ないこと

・ナオさんのチームだけで15カ国から集まり、計100人以上のスタッフが居て、

 英語、フランス語、スペイン語が飛び交っていたこと

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〈Q: カエルの役をやりたかったの?〉

 前回演じた役とは大きく異なり、

 最初はやりたくなかったし戸惑いもあったけど、

 衣装着てみたらかっこいいかも?と思うようになり、

 周りからも褒められて、最後は大好きなキャラクターになって、

 今では「またやりたい!」と思っている

Q: 失敗したらいけないの?〉

 BMXの“競技”であれば失敗したらいけないけれど、

 シルク・ドゥ・ソレイユは失敗が必ずしも駄目ではない、

 それぐらい難しいことをしているのだから

 けれど失敗しても失敗に見せないようにするのがプロの仕事、

「失敗はそこで止めてしまうと失敗になる」

 カンパニーから叱られたことは一度もないけれど、

 働いていて唯一注意されたのは「失敗したふうに見せないこと」

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ナオさんの自分にとっての仕事とは、

「自分が楽しいと思えること」「人に喜んでもらえること」。

表現者としての原動力を教えていただきました。


そして第二部のワークショップは「旅小の木をつくろう」。

タイヤの廃材を使ってみんなでひとつの作品をつくり、

アップサイクル(価値をあげるリサイクル)をしよう!


大きなベニヤ板をキャンパスに、タイヤで幹や枝を表現します。

色付けに使うスタンプもチューブを切ってつくります。

バルブを持ち手にしたバルブスタンプ。





バルブスタンプにアクリル絵の具を付けながら、

各々が葉や花をイメージしてペタペタと押していきます。

ナオさんから「色の混ざり具合をみんなで考えよう」と声かけ。

色を重ねることで、思いがけない色の出現に声が上がったり、

複数の色を混ぜて大地の色を作り上げる子がいたり。

それぞれ色の付け方を工夫してみたり。


そして色とりどりの大きな「旅小の木」が出来上がりました。

絵具が跳ねて服も顔もカラフルになり、みんな笑いながら満足そう。

アートもアップサイクルなんだ!という新しい価値感を

制作を通して教えていただいたワークショップでした。

ナオさん、お越しいただき有難うございました!


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